クトゥルフと帝国:クトゥルフ神話TRPGソースブックの紹介(レビュー)
「クトゥルフと帝国」は大正時代の日本を遊ぶために参考になる情報、探索者の創造のための追加データ、そして3本のシナリオが収録された「クトゥルフ神話TRPG」のソースブック(サプリメント)です。
少し前に買ったまま放置していたんですが、最近ようやく遊べたので簡単に紹介しておきます。
続きを読むケイオシアム社のライセンスについて調べてみたのでメモしておく
TRPGのレビューを無限に書いていくという気持ちだけはあったものの、やることがあまりに多すぎて4月丸々何も書かなかった上に、5月は終わりを迎えようとしています。私は悲しい……。
数日前、ケイオシアム社のライセンスについて調べたのでメモを兼ねてエントリにしておきます。
ケイオシアム社はアメリカのTRPG制作会社で、クトゥルフの呼び声(Call of Cthulhu)を出版しています。他にも有名な作品だと、ルーンクエスト(Rune Quest)を出版している会社でもあります。
(クトゥルフの呼び声の日本語版「クトゥルフ神話TRPG」の発行元は株式会社KADOKAWAです。念の為)
このケイオシアム社は、実は自社のTRPGについて、ファン活動のためのガイドライン、および小規模発行元向けのライセンスを提供しています。(もちろん正規の商業ライセンスもありますが)
今回は Fan Material Policy と Small Publisher Limited License について説明します。
続きを読むフタリソウサの紹介:最大3人で遊ぶミステリーTRPG
フタリソウサは、2019年3月5日に初版発行された、最大3人で遊ぶミステリーを題材としたTRPGです。プレイヤーの人数が最大3人に限定されているのは、ゲームの性質故です。
ミステリー小説としてあまりに有名で、読んだことがない人でも知っている作品「シャーロック・ホームズ」シリーズを始めとして、探偵と助手のペアが物語の主役となるミステリー作品は枚挙に暇がありません。フタリソウサはまさに、バディものミステリーを遊ぶためにデザインされたTRPGです。
といっても、プレイヤーが全力で謎解きをしなければならないのか、というとそんなことはありません。そもそも本格的なミステリーはそれを作るのも大変ですし、センスも磨く必要がでてきます。それではシナリオを書くのも一苦労で、遊ぶどころではありません。他の人が書いたシナリオで遊ぶにしても、本格的なミステリーを扱うシナリオはがたくさん創作される、というのは少し厳しい気がします。フタリソウサでは、ミステリーをシステムとセッティングの両方に上手く組み込んでいて、ミステリーに不慣れな人でもミステリーっぽい遊び方ができるところも特徴です。
続きを読むアリアンロッドRPG 2E:なんでもありのファンタジーTRPG
「アリアンロッドRPG 2E」は、ケルト風ファンタジー世界を舞台に冒険者となって、ギルドを結成してみたり、怪しい依頼を受けてみたり、妖魔や魔族の陰謀を打ち砕いたりする TRPG です。
全体的にヒロイックな世界観で、良い意味でリアリティ重視ではないゲームだと思っています。
「アリアンロッドRPG 2E」は、私が最初に遊んだ TRPG でもあります。レベル8のシャーマンを作って、デイメア(呪詛で攻撃する魔法、ダメージが相手の防御を貫通する)でわちゃわちゃしてました。懐かしい。
続きを読むクトゥルフ神話TRPG(第六版)の紹介
クトゥルフ神話TRPGはホラー(+ミステリー)を題材にしたゲームで、ルールがわかりやすく、現代日本を舞台にして遊べるという点が初心者向けだと言われている印象があります。
現在は新版に更新されたので、あたらしく始めようという人は基本的には新クトゥルフ神話TRPGを購入してください。(すでにクトゥルフ神話TRPGを遊んでいるグループに参加する場合、メンバーにどちらで遊んでいるのか聞いてみるのが良いです)
新クトゥルフ神話TRPG(第七版):遊びやすくなった最新版で宇宙的恐怖を堪能する
実際には、複雑なルールや誤解されて広まっているルールも多く、また現代日本で遊ぶためにはいくつか押さえておかなければならないポイントがあるため、言われているほどに初心者向けではないんじゃないかなーと思ってます。
すごく面白いシステムで、私自身の TRPG 体験を語るには絶対に外せない作品でもあります。
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